【イラン 米ボーイング社とジェット旅客機購入で合意】
イランのアホウンディ都市開発・道路交通相は14日、米国の航空機大手ボーイング社とジェット旅客機の購入で合意したと発表した。イランは昨年7月の核合意による制裁解除を受け、同社と商談を進めていた。イランと米国の国交が約36年にわたり断絶する中、実現すれば1979年のイラン革命以来となる。
イランのメヘル通信によると、アホウンディ氏は合意の詳細について「数日以内に公表される」として明らかにしていない。同氏は今年1月に「100機以上の購入で交渉中」と述べており、大規模な取引になる可能性がある。
1月には欧州エアバスの航空機118機を購入する250億ドル(約2.6兆円)規模の契約を結んだ。ボーイング社も経営幹部らが4月にテヘランを訪問するなどして、受注に向けた協議を進めていた。
この記事通りに事が進めば、ボーイング社とエアバス社合わせて5兆円程度の取引になることが期待されます。
また米国との取引が実現されれば、対イランの取引におけるドル決済が可能になることや、米国内にあるイランが保有する1000億ドル以上といわれる在外資産の凍結解除も期待できます。
そしてこの1000億ドル(10兆円)以上といわれる資産がイラン市場に流入すれば、市場の大幅な上昇・成長が見込めます。
米国からイランに投資できるようになれば、米投資家によって現在の割安すぎるイラン株式のバリュエーションが是正され、株価の大幅な上昇が期待できます。
外国から首都テヘランに伺う場合、基本的にはエマーム・ホメイニー国際空港を使います。
空港そのものは広いのですが、他国に比べて1日当たりの国際便の数が少なく、ゲート前の待合所も席がほとんど使われていません。まだまだ便数を増やせる余力があります。
これを機に国際便の数が増え経済活動が活発になることで、さらなる経済成長が期待されるでしょう。